自己肯定感を高めよう!

   
 最近よく〝自己肯定感“という言葉を耳にしますが、あなたは自己肯定感が高い方だと思いますか?
それとも低いと思いますか?
 

 自己肯定感とは、簡単に言えば「自分のことを認め自分を大切にする」ということです。日本には謙遜が美徳という文化がありますので、ついつい自分のことを否定したり、謙遜したりすることが多いと思いますが、そのたびに、実はあなたは幸運を逃していっている
かもしれません。


     自分を大切にすることこそ、自分が幸せになる近道なのです。

 
 それがなかなかできなくて、いつも「いえいえ、私なんて、」とか、「まだまだ全然だめですよ。」とか自分のことを卑下して表現してしまうのですね。そうするうちに、自分でもわからないうちに何だか疲れてしまって、なんかついてないなぁ、とか感じてしまうものなのです。  
 
 <コラム>20160906自己肯定感を高めよう!

 
 以前のコラムストロークのすすめのときにも書きましたが、 愛情や思いやり、信頼、承認、称賛を自分へ向けて発することは、自分を豊かにして幸せにすることができます。

 
 なぜなら、自分が幸せになると周りの人にも幸せを分ける余裕ができる。すると、愛情を注いでもらった人からは不思議なことに愛情が返ってきます。そうすると、また自分も幸せな気分になれる。幸福の連鎖ですね。

   

 しかし、これが逆になってしまうと、自分を責めて否定して見下げることで心が十分に満たされず、いつも不安や不満を抱えている状態が続きます。このような大げさなマイナスの気持ちではないとしても、小さい否定からでも心は知らず知らずのうちに敏感に反応しているものなのです。

 
 
 ですので、小さなことでも自分を認めて大切にしてあげましょう。
どうしても認めるものが見つからないとしても「何にもできない自分でもいいじゃないか。」「だめだと思う自分もいいじゃないか。」と簡単なことでいいのです。

 
 この自己肯定感は、楽しく生きて行く上でとても大切なものなのですね。自分を認め、自分に満足し、あらゆることを受容できる。これができると、何事も自然にうまくいくようになってきます。
 

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 ところで、私の友達でとても美人で素敵な女性がいるのですが、その彼女、実はこの自己肯定感がとても低いんです。いつ会っても、「私なんて何もできない。」「全然だめだし。」「あなたは若くていいよね。」と口癖のように次々と否定的な言葉が出てくるのです。

  

 それはそれは、不思議なくらい否定的です。多分、誰が見ても綺麗だし、語学も出来て素晴しい要素を持っていると思うのですが、
本人はいつも否定的。もったいないなぁ、と私は思っているのです。

 

 年齢に関しては確かに私の方が年下で、これは何年たってもひっくりかえせないもので、彼女に初めて会ったのが私が20歳、彼女が23歳くらいの時だったのですが、この時からそうでした。
彼女から出た言葉は、

 
「あなたは若いからいいわよ。」
 

だったんですね。23歳でも十分若いじゃない、と思ったのですが、あれからウン十年、
ついこの間会った時も、開口一番、彼女は言いました。

 
「やっぱりあなたは若いわね。」と。
 

 私、思わず笑ってしまいましたね。変わってないなぁ、と思いました。そして、今抱えている小さな悩みを語りはじめ、結局自分は大したことないと言うのです。

 
 もう本当にもったいないですね。これまでの数十年、その気持ちが先行していたとしたら、本当にもったいないです。

 
 もっと自分に自信をもって、素直に自分を大切にしていた方がきっといいこと起こります。自己肯定感を持つことで自然に幸せの連鎖が起こるので、ぜひ皆さんも試してみてくださいね。
 

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 ただ、自己肯定感は、自分の欲望を無理やり押し付けたり、自己主張ばかりしてわがままでいることとは違います。自分だけを認めて周りの人との調和がとれなかったり、あまりに独りよがりが強い場合は、周りの人からは敬遠されてしまいますね。

 自分に自信を持ち、自分を認める自己肯定感と、わがままは違うものだときちんと理解してくださいいね。

 
 では、自己肯定感を高めるためにはどうすればいいのか、それは、次回のコラムで書いてみたいと思います。

 
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