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私もシングルマザー ~私が思っていること~
トップページのメッセージにも書いてあるとおり、私は離婚経験があり二人の子どもを育ててきたシングルマザーです。離婚した時はかなり精神的に参りましたが、その辛い思いをしているときからずっと考えていたことがありました。
それは、同じようにつらい思いをしているシングルマザーの力になることはできないか、ということです。自分もしんどい思いをしているときに、なぜ他人を助けたいと思う気持ちが湧いてきたかは自分でもわかりません。
人の役に立ちたいと思う気持ち、これが私の長所でもあり、行き過ぎると短所でもありますが、やっと自分の子どもたちが成長して私にも少し余裕ができてきたので、まだまだ大変な思いをしているシングルマザーの女性たちを少しでも幸せに導きたいと思って活動を始めました。
縁あって私のWebサイトをご覧になってくださっているシングルマザーの皆さま、皆さまの心が少しでも明るく、少しでも前へ進めるように小さなことでもお手伝いができれば幸いです。
一人でできないことでも誰かの助けを借りればできることがあります。そして、助けを求めていいんです。抱え込まず、頑張りすぎず、幸せになることを考えてみましょう。
シングルマザーになりたくてなったわけじゃない ~でも、過去は変わらない~
シングルマザーって、いわゆる一人で子どもを育てている女性のことですね。なぜシングルマザーになってしまったのか、人それぞれ理由は違うと思います。
でも、多分共通しているのは、「なろうと思ってなったわけではない」という点ではないでしょうか。
私も結婚した相手とは無理やり結婚させられたわけでもないですし、この人となら一生幸せに生きていける、特に歳をとってからは楽しいだろうなぁ、と思う人と結婚したつもりでした。
あ、ここで早速ダメダメワードです。(時々、このダメダメワードの解説が入ります。(笑)
「~したつもり」は、ダメダメワードです。
「~したつもり」というのは、いつ使いますか? だいたい言い訳するときに使いますよね。
もう、これ私の言い訳になってしまっているんですね。自分がやってきたことがもはや不明確な状態で、いい人と結婚したつもり、という時点で自分の気持ちが責任を回避しようとしているんですね。
でも、逃げても仕方ないので言い直しましょう。この人ならと思う人と結婚したんです。でも、それがそうではなかったということに後から気付いたのでした。
ということですね。
さて、解説が長くなりましたが、シングルマザーになってしまった理由は、主に、離婚、死別が多かと思いますが、いずれの場合も結婚した時から別れることが前提だったわけではありません。(多分、皆さんそうですよね?)ですので、シングルマザーになりたくてなったわけではない、というのは同じ気持ちなのではないでしょうか。
しかし、今、シングルマザーになってしまった。もうこうなるとシングルマザーになった理由は関係なく、後ろを振り返る暇はなくなるのです。もし、まだ後ろを振り返ってしまう人がいたら、今すぐ前を向いてほしいと思います。 こんなはずじゃなかった、なんで私が、、と考える時間はもったいないのです。
とは言っても、本当は、偉そうに言っているこの私もかつては振り返ってばかりでした。振り返るどころか、過去を恨んでばかりでいた。そこから抜け出すのにかなり時間がかかりましたね。かなりって、本当に長い時間。何年もかかったような気がします。
自分のせいじゃないけれど・・・ ~石に気付かなかったのは自分~
シングルマザーになる理由として、死別、離婚が多いのではないかと書きましたが、少し偏って申し訳ないですが、自分の経験から離婚をした女性に向けての意見が多くなるかもしれません。死別の方にも当てはまることは多いかもしれませんが、概ね離婚してシングルマザーになってしまった人へのアドバイスになってしまいがちなことをご了承いただけると幸いです。
さて、シングルマザーになった皆さま、すぐに再婚相手またはパートナーになる方がいる人は別にして、その他の方は気持ちを切り替える練習をしていきましょう。
先述したとおり、私もなんで私が・・・、と思ってばかり、過去を恨んでばかりでしたが、ある人の言葉で、ハッとしたことがありました。
それは、
『あなたは、今、歩いてた道に落ちていた石につまづいて転んでいる。そして、なんでこんなところにこんな石があるんだ!と怒っているけれど、そこに石が落ちていることに気付かなかったのはあなた自身だよ。なぜ石に気付かなかったかを考えることも必要だ。』
という言葉でした。
それを聞いて私は、そっか、石につまづいて怒ってばかりじゃなくて、そこに石があることに気付かなかった自分もいけなかったんだな、と思いました。
このことに気付かせてくれた方には感謝しています。辛い思いをしながら勇気を出してシングルマザーになった方の心には、まだまだこの言葉も入っていかないかもしれませんが、でも、きっといつかこの言葉がわかるときが来ると思います。
つまづいてしまった石に気付かなかったのは自分なんですね。
そして、それを認めると自分の気持ちが少し楽になるのです。
覚悟を決めよう! ~そして勇気を持った自分を褒めよう!~
さて、自分のせいではないとは思うけれど、つまづいた石に気付かなかったのも自分。そう思えるようになったら、もう過去のことは振り返らないで前を向いて歩いていく、という覚悟を決めましょう。
そんなこと言ったって、私は無理、、、、、、
あ、ここで、またまたダメダメワードです!
「私は無理」というのはダメダメですね。無理と思った瞬間に脳は無理なことを演じ始めて、無理だということだけに意識を集中させてしまうのです。
ですので、私は無理、と考えてはいけません。 もし、もし、万が一そんな気持ちが頭をよぎったときでも、言葉では「私はできる。」と言いましょう。そうするうちに「できる」ということを覚え始め、本当にできるようになるのです。
ということで、急に覚悟を決めるのが難しければ、少しずつ気持ちを変えていきましょう。本当に少しずつ少しずつです。本当は分かってはいるけれど、どうしても過去を悔やんでしまいがち。
でも、悔やんだり嘆いたりしても起こってしまった事実は変わらないですね。自分の人生に起こっていることは、全て自分が決断して決めてきた結果です。そして、それを悔やんだり、嘆いたりしても、後悔はあなたを助けてはくれません。
それよりも、シングルマザーになってでも子どもを育てていこうと思った自分を褒めてあげましょう。あなたはすごい決断をしたのです。どんな理由にせよ、一人で子どもを育てていこうと思ったあなたの決断、とても勇気が必要なことでしたね。その決断をしたあなたはすでに頑張ったのです。 勇気をふりしぼった自分を自分で褒めてあげてください。
これからのことを考えよう! ~言いたい人には言わせておこう~
シングルマザーになったあなたには、もしかしたら周りからいろいろな声が聞こえてくるかもしれません。私は、苗字を夫の姓から自分のもともとの姓へ戻したので、子どもたちがまだ小学生と幼稚園だったこともあり、名簿などを見たら離婚したことは一目瞭然。多分、好奇心旺盛なお母さんたちにはいろいろ噂されていたかもしれません。 もし、そんな心ない誹謗中傷が聞こえてきたらあなたの心は再び傷ついてしまうかもしれませんね。
でも、言いたい人には言わせておきましょう。そんな人の噂を真に受ける必要はないのです。真に受けると腹も立ちますし、悶々として自分を苦しめることになってしまいます。そして、そんなことに使うエネルギーは無駄なんですね。
一番大切なのは、あなたの心が穏やかでいることです。だから、何か嫌なことが聞こえてきても決して受け取らないで、さっと手放すようにしましょうね。それでも、もし心が傷ついてしまったら、優しく包んで労わってあげてください。
そして、シングルになったのは事実だけど、それが噂しているあなたに何か迷惑かけましたか?と考えると、別に何も迷惑かけてないのです。人は、誰かの噂話をすることで自分を安心させることがありますし、女性はそれが大好きなんですね。ですので、言いたい人には言わせておきましょう。
第二の人生の始まり ~幸せになるために~
第二の人生がスタートしたあなた。その新しい人生に意識を向けて、まずは一歩を踏み出し歩き出しましょう。過去は変えられませんが、過去から学ぶことはできます。1cmでも、1mmでもいいから先を見て、どうすれば自分はこれから幸せになれるのだろうと、過去の間違いを繰り返さないように考えていきましょう。
第二の人生が始まったということは、言い変えればもう一度やり直すチャンスがきたということです。チャンスを大いに生かして楽しい人生を歩んでいきましょう。
そのためには、まずは、自分を大切にすること。
自分を大切にすると、人のことも大切にできます。
人を大切にしていると、人からも大切にされます。
人から大切にされると、心が穏やかになってきますね。
心が穏やかになると、幸せな気分が戻ってきます。そして、お母さんが幸せになると自然に子どもたちも幸せになるのです。
まずは、前を向いて第一歩から。あなたは一人ではありません。私も応援しています。幸せになるために、もう一度頑張ってみませんか?