皆さまは、「インナーチャイルド」という言葉を聞いたことはありますか?
このインナーチャイルドという言葉は文字通り「内なる子ども」と言う意味ですが、その中でも幼少期の様々な経験から傷ついてしまった心を持つ子どものことを「インナーチャイルド」と呼びます。
私たちが生まれてきて初めて出会う人間は親ですが、その親から愛されなかったり、認めてもらえなかったり、優しくしてもらえなかったり、もっとひどい場合には無視されたり虐待されたりすると、自分は価値がない人間なのかと子どもは思うようになります。
このような経験をすると、子どもは大人を信じられなくなり心に深く傷を負ってしまい、その傷ついた子どもの心がインナーチャイルドとなって、癒されないまま心の奥底に潜んでしまうのです。そして、大人になってからのあなたの思考や言動に、たびたび心の奥にあるインナーチャイルドが影響を与えてしまうことがあるのです。
このインナーチャイルドは、大人になった私たちの心の中に多かれ少なかれ誰でも持っているものです。
しかし、癒されないままのインナーチャイルドが顔を表すとき、私たちは何か胸がざわざわするような苦しい気持ちになることがあったり、生きづらいなと感じることが強くなります。
対人関係などで何故かいつもうまくいかない、人と接することが苦手だ、自分はどうして集団の中で浮いてしまうのだろう、などと思うことが多い場合、もしかしたらあなたの中のインナーチャイルドが顔を出しているのかもしれません。
また、今何かで悩んでいるとしたら、本当の悩みは、実は目の前のことではないかもしれません。あなたの心の中のインナーチャイルドが悩み事の根本の原因ということはよくあることです。インナーチャイルドを癒してあげることは、今のあなたの悩み事解決につながります。