自己肯定感
前回のコラムで書いた「自己肯定感」ですが、どのようにすれば自己肯定感を高めることができるのでしょうか?
自己肯定感を高めると、ラッキーなことがたくさん起こります。そして、心が落ちつきます。何より、自分の力で幸せに近づくことができます。そんなとっても素晴らしい力を持った自己肯定感。果たして、どうすれば高めることができると思いますか。
自己肯定感が低い人
自己肯定感が低い方は、なかなか自分に自信が持てなかったり、謙虚過ぎたり、謙遜ばかりしてしまう人ですね。「どうせ私なんて」とか「そんなのうまくいかない」とか、「なんでこんな風になっちゃうの」とか、いつもネガティブな言葉を口にしたり、心の中で思ってしまう人は自己肯定感が低めの人と言えます。
そんな自己肯定感が低い人は、実は、子どもの頃や過去にひどく傷ついたり、誰かに見捨てられた経験があることが多いのです。
子どもの頃、自分の言うことを全く受け入れてもらえなかった経験はありませんか。誰かにいじめられたり、いつも怒られていたような経験はありませんか。
いつも自分に自信がない人は、そんな経験が自分の心を委縮させてしまっているのですね。誰でもいつも否定されていたら、自分の考えは間違っているのだろうかと思ってしまうのは当たり前です。
そして、それは子どもの頃だけではなく、大人になってからの経験も影響します。社会に出てから上司から罵倒されたり、陰湿ないじめを受けたりしても心に傷がつきますね。そんな辛い経験もあなたの自己肯定感を下げてしまうのです。
子どもの頃にそんな環境で育ってきた人や、過去にひどく傷つく経験をした人は、自然と自分を押し殺し、私は誰にも必要とされていないのではないかという気持ちを潜在的に持ってしまうのですね。
でも、そうではありません。あなたはあなたのままでいいし、もっと自信を持っていいのです。
自己肯定感を高めるためには
このように、過去の様々な辛い経験から自分に自信がなくなってしまった人は、常に自己肯定感が低くなってしまっています。
でも、そのままではラッキーなことは遠ざけてしまうし、幸せにもなかなか近づけませんね。
かなり自己肯定感が低い人には、カウンセリングを受けていただくのが一番いいのです。自分の心の内を納得できるまで話すこと。それによって過去の自分の心を癒すことができ、そのときに抱いていた辛い思いを解き放つことができるのですね。
しかし、カウンセリングを受けることができない人も、誰かに過去の辛かった経験を聞いてもらうことは必要です。自分を否定されたとき、あなたはどんな気持ちでしたか。どのようにして欲しかったのですか。
そのときの気持ちをすべて話してみましょう。過去に押さえつけていた自分の気持ちを解き放ち、全てを話してそのときに受け止めてもらえなかった気持ちを成就させることがとても大切です。
このようにして自分が納得できなかった辛い経験を、改めて納得できるまで話し、受け止めてもらうことで自分を認めることができるのですね。過去の思い通りにならなかった経験を、もう一度思い通りになるまで話しましょう。そうすることで、自分を否定する癖をなくし自己肯定感を高められるようになるのです。
ありのままで
自己肯定感を高めると、自分に自信を持てるようになります。時々、根拠のない大きな自信を持っている人もいますが、自信があることはいいことですね。
自分で自分を認めること。あなたは、あなたのままでいいのです。私なんて、と思わずに自分に自信を持ちましょう。そうすることで、幸せに近づいて心がワクワクする経験がたくさん出来るようになりますよ。
そして、今、子育てをされているお母様方にも、お子様の言うことに耳を傾け、子どもとはいえ、その気持ちをきちんと受け止めていただきたいと思います。子どもの頃の心が充分に満たされると、その子は自己肯定感が高まり自分は認められているんだと自信がつくようになります。大人になってからも多少の試練には耐えられるようになりますし、何よりお子様自身が幸せになれますね。
ですので、自分は認められているという気持ちを持てるように、子どもの話しにもきちんと耳を傾けてください。
今、自己肯定感が低くなっている人でも大丈夫です。自分は自分のままでいいんだ、と自分を認めてあげましょう。そう考えられるようになると、きっと今までとは違った世界が見えてくるはずです。少しずつ幸運が舞い込んでくる気がしませんか?