あなたは、何歳まで生きると思いますか?
さて、突然ですが質問です。あなたは、何歳まで生きると思いますか?考えてみてくださいね。
ちなみに、私は80歳と答えました。できれば長生きしたいなぁ、と思うわけです。
さて、答えは出ましたか?
では、あなたはその年齢まであと何年あるでしょうか?あと何年あるか、計算してみましょう。
その結果、、、
この期間が短い人は、いい未来が見えていないという人、長い年数の人は、今現在の状態がそれほど悪くない人だそうです。皆さんはいかがでしたか?思い当たるところがあるでしょうか。
私は、残り30年ちょっと。まずます長いのではないかと思います。
自分自身の棚卸しとは?
では、ちょっと短かったな、という人のために、今日は自分自身の棚卸しについて書いてみたいと思います。
自分自身の棚卸しとは、これまでの自分の人生を振り返って掘り下げて整理することです。今まで考えてみたことはあるけれど、ほとんどの方は、きちんと振り返ってみたことはないかもしれませんね。
ここでは、幼少期について振り返ってみましょう。
まずは、小学校までの記憶で一番強く心に残っていることを思い出してみてください。楽しかったこと、うれしかったこと、心を動かされたこと等、思い浮かびますか?
その出来事は、
- 何歳ごろに起こったことですか?
- 誰と関わった出来事ですか?
- そのとき、あなたはどんな気持ちだったのでしょう?
- その出来事であなたの心に強く残ったことはどんなことですか?
この幼少期に強く心に残った出来事が、今のあなたのベースとなるプラスの信念を作り出しているのです。これらの出来事があったから、今のあなたの心にいい信念ができているのですね。
では、今度は、苦しかったこと、辛かったこと、悲しかったこと、怖かったこと、嫌だったことなど、ネガティブな感情であなたの心の中に残っている出来事について同じように思い出してみましょう。これは、ちょっとしんどい作業ですが、棚卸しをするとスッと楽になることもあります。
その出来事は、
- 何歳ごろに起こったことですか?
- 誰と関わった出来事ですか?
- そのとき、あなたはどんな気持ちだったのでしょう?
- その出来事であなたの心に強く残ったことはどんなことですか?
これらのことが、今あなたの心の中のマイナスの信念を作ってしまっているのですね。
でも、こうして振り返ることで、あなたはこの出来事について「もう終わったことだ」と自分の心を整理して乗り越えられるかもしれません。 そして、このマイナスの信念を作り上げている出来事をポジティブに考えられるようになれば、それは、とても大きな自分の力になるのです。
しかし、マイナスの信念を作り上げているものが何なのかが分からないまま生きていると、その辛かった出来事を乗り越えられずに、心の中でマイナスの信念を持ったまま生きて行くことになってしまい、生きづらさを感じてしまうかもしれないのです。
これらの出来事は、幼ければ幼いほど人間のベースとなる信念を作ると言われています。
三つ子の魂百まで。と言われるのもこの所以ですね。
あなたを育ててくれたご両親は?
では、今度は、あなたのご両親についてどのような人だったかを考えてみましょう。
あなたが幼い子供だった頃、お父さん、お母さんは、どのような人でしたか?特徴を表す言葉を考えてみてください。
- お父さん・・・厳格、叱る、怖い
- お母さん・・・優しい、料理上手、笑顔
など端的な言葉で表してみてくださいね。
さて、いかがでしょうか。どのような言葉が思い浮かびましたか?
そして、そのご両親の特徴の中で一番はっきりしている特徴はどれですか?実は、その特徴が子どもであるあなたに一番影響している部分なのです。あなたにも当てはまる言葉でしたか?
子どものころのあなたは?
それでは、あなた自身について思い出してみましょう。
あなたは子どものころ、どのような子どもだったのでしょうか?
- 友だちといるときのあなたは?
- 家族といるときのあなたは?
- 子どものころ、よく考えていたことはどんなことですか?
これらの幼少期のあなたのには、親が与えてきたものが大きく影響しているのです。上述の通り、親の特徴が今のあなたの特徴に関わっているように、心の中にも影響を受けているのですね。
自分自身を振り返ってみて、引っかかること、乗り越えたいなと思ったことはありますか?気が付いた人もいるかもしれませんし、なんだかモヤモヤしたままの方もいらっしゃるかもしれません。
ゆっくりと時間をかけて振り返ることで、心の中がだんだんとすっきりしてきます。
自分自身の棚卸し、いかがだったでしょうか。
最後に、あなたが年老いて亡くなったとき、自分自身にかける言葉を思い浮かべましょう。
あなたはどんな生き方をしてきたと思いますか?最初の「何歳まで生きるか」の質問で答えた年齢で亡くなったとして、あなたの人生はどんな人生だったのでしょう。
自分の棚卸しをすることで心を軽くして、気が付くと長生きしていたという人生にしてみませんか。